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家庭用蓄電池は一体どんなもの?メリット・デメリットを分かりやすく解説!

 
最近ニュース等で電気料金の高騰が話題になっていますが、
それに伴い蓄電池の導入も進んでいるようです。
蓄電池とは一体どんなものなのか、
メリット・デメリットも解説していきます!
 

目次
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家庭用蓄電池とは?
なぜ家庭用蓄電池が注目されているの?
価格や設置費用はいくら?
- 補助金制度について
家庭用蓄電池のメリット
家庭用蓄電池のデメリット
まとめ
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家庭用蓄電池とは?


蓄電池とは充電することで繰り返し使うことができる電池のことです。「家庭用」と限定されている理由ですが、蓄電池には様々な種類があり、種類によっては大規模な発電施設などに使用されるものであったり、住宅に設置するには向いていないものもあるからです。ここでは詳しく説明しませんが、住宅に設置するのに向いている大きさや金額のものを「家庭用蓄電池」としています。

 

まずは家庭用蓄電池が一体どんな働きをするのか見ていきましょう!蓄電池とは電気を蓄える、言わば「バッテリー」です。家庭に設置する場合、蓄電池に電気を蓄える方法は次の2つのパターンになります。

 

①電力会社から電気を買って蓄電
電気料金が安い深夜に電力を貯め、電気料金が高い日中に貯めた電力を使用します。


②太陽光発電でつくりだした電気を蓄電
太陽光の光エネルギーを家庭で使用できる電気に変換するのが太陽光発電の仕組みです。太陽光発電には電気を蓄えておく機能はないので、蓄電池とセットにすることで効果が最大限に発揮されます♪

 

 

 

なぜ家庭用蓄電池が注目されているの?
 

固定価格買取制度が2019年から順次終了

2009年11月にスタートした太陽光発電の固定価格買取制度(FIT制度)ですが、予め10年間の買取期間が決まってて、2019年11月から順次満了を迎え、買取が終了しています。この10年間の買取期間を終了すると、電力会社が余った電気(余剰電力)を買い取ることが無くなったので、家庭で自家消費するか、新たに電気事業者などに売電するか、余剰電力の活用方法を考えなければなりません。
 

上で説明した①のように蓄電池は単体でも使えるのですが、②のように太陽光発電と連携することで、電気を自給自足することができ、電力会社から電気を買う量が減るので節電効果が期待できます!そのため、電気料金が高騰し、今後まだまだ上がっていくと言われている中、注目されているのです。

 

 

災害による停電被害の増加

実は世界でみると日本の停電被害はそこまで多くないようです。しかし近年、台風や地震、豪雨など、予測できない大規模な災害が発生しました。今後も自然災害は増加する傾向にあると言われていて、それに伴い停電被害も増加することが考えられます。また施設・設備などの老朽化も停電の原因となります。これまでの被害を振り返ると、2018年9月に発生した台風21号は関西を中心に2週間にわたり最大約240万戸が停電しました。2週間も電気が使えない生活なんて考えられないですよね。こういった被害が今後いつ自分自身に起きてもおかしくない状況です。家庭に蓄電池があれば、万が一の停電でも蓄えておいた電気を使用できます。

 

 

 

 

価格や設置費用はいくら?


では家庭用蓄電池を設置するのにどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。家庭用蓄電池にも容量やメーカーによって種類が色々とあります。もちろん容量によって家庭用蓄電池本体の価格も変わってきますが、もっともポピュラーなのは5kw~7kwです。どれだけ電気を貯めたいか、使いたいかによって、容量の選択は変わってきますので、よく考えて選びましょう。

設置にかかる費用ですが、本体+工事費用で100万円~200万円が相場です。費用の高さに驚きですよね。家庭用蓄電池が注目されているものの、実際費用の高さに手が出せないという方もいらっしゃると思います。そこで補助金制度を利用できる場合もありますので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください!ここでは補助金制度について簡単に説明します。

 

家庭用蓄電池の設置に補助金制度はないの?


家庭用蓄電池の補助金制度は国の補助金、自治体の補助金の2つあります。


①国の補助金

「DER等導入事業」と呼ばれる制度があります。DERの実証事業に参画することが補助金を受ける大前提です。DERとは「分散型エネルギー資源」のことで、太陽光発電や蓄電池を指します。簡単にまとめるとカーボンニュートラルの実現や再生可能エネルギーを増やすために行われている事業で、現在実証実験が行われています。その実験に協力することが補助金を受ける条件です。(※実験に協力するといってもご家庭で何か操作するなどといったことはありません)

この補助金はSII(環境共創イニシアチブ)というところから出ているのですが、補助金の対象となる条件として、ZEH基準を満たしていること、SIIに登録されている建築会社によって設計・建築されている必要があり、対象の条件もなかなか厳しいです。そのうえ2022年は補助金申請が始まってわずか2日で締め切りとなっています。つまり、この補助金申請を受けるにはSIIの公式ホームページをチェックし、定期的に募集がないか確認しなくてはいけません。

 

 

②自治体の補助金

自治体が行っている補助金制度もあるので、お住いの地域を確認してみましょう!ちなみに広島市では、家庭用燃料電池や家庭用蓄電池を設置する個人に対して補助金制度があります。対象条件などは広島市のHPをご確認ください。

 

 

 

 

家庭用蓄電池のメリット


ここで一度家庭用蓄電池を設置するメリットをまとめます。
 


 ①電気代が高騰する中、蓄電池で電気を貯めて節電効果が期待できる。

 ②太陽光発電と連携することで電気の自給自足率が高くなる

 ③災害による停電時に電気を使用できる。
 

このメリットを踏まえたうえで、デメリットはどんなことがあるのか次でご紹介します!

 

 

 

家庭用蓄電池のデメリット

 

1. 初期費用が高い

先程お話したとおり、家庭用蓄電池の設置にはかなり費用がかかります。1番ネックともいえる部分です。蓄電池を設置したところで元が取れるのかも不安なところですよね。その点は、オール電化住宅かどうか、売店単価がいくらか、などの家庭状況によって変わってくるので、よく検討してみましょう。

 

2. 設置する場所の確保が必要

家庭用蓄電池には室内用・屋外用の2種類あります。家庭用蓄電池の大きさはエアコンの室外機1~2台分と決して小さくはないので、室内に設置する場合はかなり圧迫を感じるかもしれません。屋外であれば比較的場所を確保しやすいですが、天候の影響を受けやすいので、塩害地域や雪がよく降る地域、直射日光に当たる場所などは設置を控えた方がよいです。

 

3.劣化する

家庭用蓄電池の寿命は10~20年と言われています。容量や設置する環境によって、充電・放電を繰り返せる回数が変わってくるので設置環境に合った商品を選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

まとめ

 

今後電気料金が2倍以上になると言われたり、大規模な災害が増え、災害対策にも敏感になっている今、自分の家で電気を自給自足できると安心ですよね。費用などのデメリットはありますが、ZEH住宅が当たり前になりつつある時代で、今後蓄電池を導入する家庭も増えていくと見込まれます。

 

 

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