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建物・家づくり

ベタ基礎と布基礎どっち?基礎とはそもそもなに?メリット・デメリット解説



住宅の基礎工事について気にしたことはありますか?
ちなみに私はお客様から「基礎工事について教えてください!」と言われたことはありません(笑)
家づくりの工程の中では地味な部分に思われがちですが、基礎工事は家づくりにとって重要な工程なんです。
今日は基礎工事についてお話しします♪

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目次
  1. 「基礎」とはそもそもなに?
  2. 基礎工事の種類
  3. ベタ基礎 
    3-1.メリット・デメリットまとめ
  4. 布基礎
    4-1.メリット・デメリットまとめ
  5. 結局どっちを選べばいいの?
  6. まとめ
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「基礎」とはそもそもなに?

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住宅の「基礎」とは、建物を支える重要な役割を持っています。
外観から見ると建物の下側のコンクリート部分が基礎と呼ばれる部分になります。

ちなみに「基礎」と「土台」を混同しがちなんですが、「土台」は基礎の上にのっている部材を指すので、住宅では全く違う意味なので覚えておいてください♪


そもそも家は基礎工事をしないで地面に建ててしまうと、建物の重さで家が傾いたり、一部が地面に沈んでしまう可能性があるんです!
地震の揺れや台風などの風の力で家が傾いてしまうこともあります。

そこで、建物の重さ(垂直に働く力)や地震などの揺れ(水平に働く力)、どちらの力も基礎から地面に流すことで傾きや沈下を防ぎます。

とはいえ、いくら基礎工事がしっかりしていても地盤が弱いと建物の強度も落ちてしまいます。
基礎工事を行う前に地盤調査を行い、地盤が弱ければ地盤改良工事を行ったうえで、基礎工事に入ることができるんです。

”基礎”が大切 とよく言いますが、家もまさにその通りなんですね♪



 

基礎工事の種類


基礎は家が建つとほとんど隠れてしまって全て同じように見えてしまうので、基礎工事に興味を持たれる方は少ないです。

基礎工事にはいくつか種類があります。
一般的なのは「ベタ基礎」「布基礎(ぬのきそ)」と呼ばれる基礎工事です。

最近ではベタ基礎が多く採用されています。

それぞれにメリット・デメリットがあるので見ていきましょう!



 

ベタ基礎




写真のように、建物の底一面にコンクリートが敷かれています。
コンクリートの中には鉄筋が何百本も通っているんですよ。

コンクリートが床全面に敷かれていることで、建物を大きな面で支えます
建物自体の重さと建物に加わる力(地震の揺れや風)を底一面で地面に伝えることで力を分散させるので、地震に強い造りになっています。

また面全体で支えることで建物の沈下が起こりにくいです。
地面から上がってくる湿気を抑えてくれるうえ、湿気が大好きな白アリなどの害虫も侵入する経路が少ないので、害虫被害にも効果的です!
万が一白アリが侵入しても、湿気が少ないので繁殖を防ぐことにも繋がってます!


その一方で、コンクリート部分が多く同時に鉄筋を使用する量も増えるため、コストは高いです。
工務店によってはベタ基礎はオプションで、高額なオプション料金が必要となる場合もあるので要注意。

 

▼メリット・デメリットまとめ▼

メリット
  • 耐震性に優れている
  • 建物が沈みにくい
  • 白アリなどの害虫が侵入しにくい
  • 地面から上がってくる湿気を防ぐ
デメリット
  • コストが高い
  • 工務店によってはオプションになり追加費用がかかる


 

布基礎




一見外観から見るとベタ基礎と変わらないようにも見える布基礎ですが、その構造は全然違うんですよ。

ベタ基礎が全面的にコンクリートなのに対して、布基礎は柱や壁がくる部分だけコンクリートが見える構造です。

断面で見るとアルファベットの「T」を逆向きにした逆T字型とも言われます。床下部分は地面が露出した状態か湿気を防ぐために防水シートを敷いて、その上から薄くコンクリートを敷いた状態になります。

ということは、地面から立ち上がっている部分だけで建物を支えているということです。
ベタ基礎は面で建物を支えますが、布基礎は点で建物を支えているイメージです。

布基礎のメリットはなんといってもコストが抑えられること!
ベタ基礎に比べてコンクリートと鉄筋の使用量が少ないからです。

もう一つのメリットは全てに当てはまるわけではないですが、地面の深いところから基礎を打ち込んでいくので、ベタ基礎よりも強度が高くなる場合もあります。
ただやはり面全体で建物を支えるベタ基礎には耐震性が劣ることが多いです。

地面からの湿気も建物に伝わりやすいので、長期的に見ると建物の下地材が湿気によって腐ってしまうリスクが高いです。
それと同時に白アリは湿気が大好きなので、繁殖し家が脆くなっていく…という恐ろしい被害に繋がります。

 

▼メリット・デメリットまとめ▼

メリット
  • 使用するコンクリートと鉄筋の量が少ない分、コストが抑えられる
  • 場合によっては高い強度が得られる
デメリット
  • ベタ基礎に比べて耐震性が劣る
  • 地面からの湿気が伝わりやすいので下地が腐食しやすい
  • 白アリなどの害虫被害のリスクが高い


 

結局どっちを選べばいいの?



結局のところ、ベタ基礎と布基礎どっちがいいのかっていうところになりますよね。
メリットを見ると、ベタ基礎の方がよさそうだな…と思われる方も多いと思います。

まず基礎工事のポイントを整理してみましょう。

 コスト
 耐震性

   ★耐湿性

この3つですね。
このポイントで見ると、それぞれどちらがいいのかはもうお分かりだと思います。

  コスト・・・布基礎>ベタ基礎
  耐震性・・・ベタ基礎>布基礎
  ★耐湿性・・・ベタ基礎>布基礎


ただ大切なのは工務店やハウスメーカーがどのポイントに重点を置いているかです。

例えばローコスト住宅であればコストを抑えるために布基礎を採用しているかも知れませんし、ベタ基礎を採用していても鉄筋量を減らすことでコストを抑えているかも知れません。
鉄筋量が減れば、布基礎との強度は差がない可能性もあります。
布基礎であっても、地盤改良工事で地盤を強くするなど耐震性を高めて強度を補う方法もあります。

もう一つ大切なのは、基礎工事が建物の耐震性の全てではないということです!
どれだけ基礎が強くても、建物自体の耐震性が低ければ、大きな地震に耐えられないこともあります。

工務店やハウスメーカーの話を聞いて建物を全体で見て判断するようにしましょう。
基礎工事の話は聞かないと教えてもらえない場合もあると思います。
(そもそも基礎工事に興味をもっておられる方が少ないという理由もあるかも)


 

まとめ

基礎工事がかなり重要であることは伝わったでしょうか?
いえとち本舗ではベタ基礎を採用しております。
もちろん初回のお打ち合わせでもご説明させていただいております。
また工事が始まると工事状況を写真にてお伝えするのですが、基礎工事の様子もしっかり写真に撮って確認して頂きます。
これからマイホーム計画を進めていく方は、ぜひ基礎工事にも注目してみてくださいね♪


 
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最後まで読んで下さりありがとうございます♪

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