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東広島で浄化槽を設置する人必見!設置費用・管理・手続き方法教えます!

こんにちは♪
営業アシスタントの河野です!


いきなりですが土地を探すとき、どんなところを見ていますか??


敷地面積、立地、日当たり…
色々あると思います!


では、


「公共下水が整備されているか、浄化槽を設置する必要があるのか」


これはどうでしょう?


公共下水道の整備が広まりつつありますが、東広島市では未だ浄化槽を設置しなくてはいけないエリアがあるんです。


「浄化槽」って聞いたことはあるけれど、どんなものか分からない!
という方に分かりやすく浄化槽について説明していきます!

*******************

目次
  1. 浄化槽ってなに?
    1-1.浄化槽の役割とは?
    1-2.浄化槽にはどんな種類があるの?
    1-3.浄化槽のサイズは何を選べばいいの?
  2. 浄化槽を設置するのにかかる費用はいくら?
  3. 浄化槽の管理ってどうするの?
    3-1.①保守点検・清掃
    3-2.②法定検査
    3-3.管理にかかる費用はどれくらい?
    3-4.  全ての検査を受けなくちゃいけないの?
    3-5.点検や検査はどこに頼めばいいの?
  4. 浄化槽を設置すときの手続きはどうやるの?
  5. 浄化槽を設置したら補助金がもらえるって本当?
  6. まとめ
*******************

 

浄化槽ってなに?

まずは浄化槽というものが一体何なのか詳しく説明していきます!

 

浄化槽の役割とは?

トイレや台所、お風呂で使った水をきれいにするタンクのことです。


なんとこのタンクの中には微生物がいて、その微生物が汚れを分解して水をきれいにしてくれるんですよ~。


公共下水道が整備されている土地ならば、流した水は浄化センターできれいな水に再生されますよね。
浄化槽はそれを自宅の敷地内でやってくれる「ミニ浄化センター」なるものです!
微生物の力ってすごい…。

浄化槽できれいになった水は、家の前の道路にある側溝や河川に流されます。

 

浄化槽にはどんな種類があるの?

浄化槽には次の2種類があります。

 

①単独浄化槽
単独浄化槽はトイレで流した水しか浄化しません。
キッチンやお風呂で使った水は河川などに流れてしまうんです!
つまり台所でカップラーメンの残り汁を流したら、そのまま河川行きです…。

 

②合併浄化槽
トイレ、台所、お風呂など家庭で使った水を全て浄化してくれます。
合併浄化槽の中でもいくつか種類があって、浄化の能力の高い「高度処理型」などがあります。

 

実は今設置されている浄化槽の多くは単独浄化槽なんです。
今では単独浄化槽を新しく設置することは禁止されていて、合併浄化槽の設置が義務になっています!
自分たちが使った生活排水が自然環境を汚していると思うと嫌ですよね…。

浄化槽のサイズは何を選べばいいの?

浄化槽のサイズは5人槽・7人槽・10人槽の3種類が一般的です。
実はどれを選んでもいいわけじゃないんです!
浄化槽のサイズは建築基準法で家の延床面積を基準に決められています。


下の表でチェックしてみてください↓

 

要するに2人で住んでいるけれど家の延べ床面積が130㎡以上だったら、7人槽の大きな浄化槽を置かなくちゃいけないってことなんです。


浄化槽を使用する人数で浄化槽を選ぶわけじゃないんですね~。
(私も以前は住む人の数だと思っていました。笑)
よく間違えられるところなので、ぜひ覚えておいてくださいね!

 

浄化槽を設置するのにかかる費用はいくら?

浄化槽には種類やサイズの違いがあるので、それによって浄化槽の本体価格も変わってきますが、

本体+工事価格で80万円~120万円が相場です。

 

結構しますよね…。
そして高いがゆえに浄化槽の耐久性も気になるところではないでしょうか??

 

環境省が平成14年3月に出した「生活排水処理施設整備計画策定マニュアル」というものがあるんですが、それによると浄化槽本体は設置後30年経過しても使用に耐えているとのことです。

 

30年って長いのか、短いのか…。
30年後にもう一度100万円払って買い替えると思うと短いような気もしますよね。
大型家電の寿命が大体5年前後だと言われているので、毎日使用して30年保つと考えると長いような感じもしますね。笑

 

ただ設置場所の状態や地震などの災害で破損する場合もあるので、そういった場合は修理や入れ替えが必要になります。

 

浄化槽の管理ってどうするの?

浄化槽の耐久性が30年といっても、あくまできちんと管理をしていることが前提です!

 

「え、浄化槽って管理しなくちゃいけないの?」

 

と驚かれた方もいるのでは??
実は、浄化槽をきちんと管理することは「浄化槽法」で決められているんです。



浄化槽法とは

「浄化槽によるし尿および雑排水の適正な処理を図り、生活環境の保全および公衆衛生の向上に寄与すること」を目的に昭和58年に制定された法律です。

 

メンテナンスをしなかったら、浄化槽の中に汚れが溜まって不衛生な状態に…。
さらに汚れでフィルターが詰まって下水が流れなくなってしまうことも。
浄化槽の故障で汚水がそのまま河川に流れてしまうのも大変なことです!

 

ではでは、浄化槽は一体どんな管理が必要なのか。
浄化槽を設置したら必ず受けなければならないものが3つあるんです。

 

ひとつずつ説明していきますよ~♪

①保守点検・清掃

保守点検は「浄化槽の外側」、清掃は「浄化槽の中側」の作業だとイメージしてください!

保守点検では機器類の点検や調整、消毒薬の補充を行います。
清掃は浄化槽に溜まった汚れをバキュームカーで吸出して、装置や機械を洗浄します。
こんな感じで作業します↓

 

保守点検と清掃は、浄化槽の中に住んでいる微生物が住みやすい環境を維持するためのものなんです。

保守点検と清掃の回数は浄化槽法できちんと決められていますよ~。
保守点検は年に3回以上の実施で、清掃は年に1回はやらなくちゃいけません。

 

②法定検査

法定検査は次のことを確認するために実施します。

●浄化槽の設置・維持・管理がちゃんとされている
●浄化槽が正常に機能されている

 

つまり保守点検・清掃がきちんと行われているかの確認でもあります。
法定検査には次の2種類があります。

 

①水質検査(7条検査)
浄化槽が正しく設置され,かつ浄化槽が本来の機能を発揮しているかを早い時期に確認するものです。


検査の内容は次の通り↓

  1. 外観検査
    浄化槽の設置状態を観察し、浄化槽の内部の状況まで確認。
    蚊やハエが発生してないかもチェックします!
  2. 水質検査
    水質に含まれる化学物質などの濃度や汚泥の沈殿率を調査。
  3. 書類検査
    使用開始直前に行った保守点検の記録等を参考に、適正に設置されているかどうかを検査。
 

●検査の頻度
浄化槽を使い始めてから3か月~8か月の間に1回実施

 

②定期検査(11条検査)
保守点検・清掃が正しく実施され、浄化槽の機能が正常に維持されているかどうかを定期的・継続的に判断するものです。
検査の内容は次の通り↓

  1. 外観検査
    ①の水質検査内容とほぼ同じです。
  2. 水質検査
    これも①の水質検査と内容はほぼ同じですが少し検査項目が少ないです。
  3. 書類検査
    保守点検と清掃の記録、前回の検査記録をもとに保守点検・清掃がきちんと実施されているかを検査。
 

定期検査は10人槽以下の浄化槽の場合、「ガイドライン検査」「効率化検査」の2方式があります。
効率化検査はガイドライン検査で行う調査項目を少し減らして実施する検査で、作業時間が短縮されます!

 

●検査の頻度
ガイドライン検査 5年に1回(10人槽以下の浄化槽)
 効率化検査 5年に4回(10人槽以下の浄化槽)  

ちなみに東広島市では2021年から2025年の5年間では、

来年である2022年がガイドライン検査を受ける年になっています!
それぞれの市でガイドライン検査を受ける年が決まっているので、広島県庁のホームページでチェックしてみてくださいね☆

検査がたくさんあり内容も似ているのでとても分かりづらいですよね。
学校のテストで例えると、保守点検・清掃は定期テスト、法定検査は期末テストというイメージです。

 

管理にかかる費用はどれくらい?

定期的な点検に清掃、法定検査と…。
これから生活していくうえで、浄化槽にかかる維持費がどれくらいなのかは知っておきたいですよね。

まずは法定検査の費用から見てみましょう!

水質検査は浄化槽を使い始めてから3か月~5か月の間に実施する検査なので、かかる費用は1回だけです。
とは言っても1回で11,000円は安い手数料じゃないですよね…(笑)

 

続いて保守点検と清掃の費用。
法定検査は検査をする機関が決まっているので料金も決まっているんですが、
保守点検と清掃は指定業者がいくつかあるので、それぞれ料金が違ってきます。
※業者については後ほど説明しますね!

 

もちろん浄化槽のサイズや点検回数が違うので何社か見積もりを取ってみるのがおすすめ。
保守点検は1回あたり2000円~5000円、清掃費用は1回あたり25,000円~35,000円が相場というところ。
(清掃費用高い…)
ということは保守点検と清掃で1年間にかかる費用は、相場の最高金額で計算してみると、

 

 

保守点検は1年に3回以上の実施が決められていますが、業者によっては4回、5回と実施するところもあるようなので、そうなるとこれ以上お金がかかる可能性も。
この通り、浄化槽にかかるお金って結構するんです!!

 

全ての検査を受けなくちゃいけないの?

「水質検査と定期検査ってほとんど検査内容一緒だし、どっちもやる必要あるの?」
「保守点検と清掃をちゃんと定期的にやってるのに法定検査は受けないといけないの?」

 

そう思いませんか??
しかし水質検査と定期検査の目的は違うため、どっちも受けないといけないんです!

 

保守点検と清掃も同じです。
保守点検や清掃はあくまで浄化槽の機能を維持するための作業。
法定検査は浄化槽の状態を総合的に判断する検査。
それぞれの目的が違うので検査内容は同じようでも全くの別物…。

 

保守点検・清掃・法定検査はすべて浄化槽法で必ず受けることが決まっています。
少しでも点検費用を安くしようと浄化槽法で決められている回数より少なくすることも、
…もちろんだめですよ。

 

法定検査を受けなかったら浄化槽法で罰金を取られることも。

 

でもちょっと考えてみて下さい。
自分たちが浄化槽の管理をちゃんとしないことで川に汚い水が流れ、悪臭が発生しご近所さんのご迷惑になると困りますよね?
自然のためにみんなの暮らしのために点検回数はきちんと守りましょう★

 

保守点検・清掃の記録は浄化槽の管理者が3年間保管しておいてください!
法定検査で必要な書類になるので捨ててしまわないように!

 

点検や検査はどこに頼めばいいの?

保守点検はそれぞれの都道府県で登録を受けた浄化槽保守点検業者に依頼します。
保守点検の業者は広島県庁のホームページをチェック。
市ごとに業者を確認できます♪
広島県浄化槽保守点検業者名簿

 

清掃も浄化槽の清掃許可を受けた業者じゃないとだめです。
東広島市が許可し区域指定した業者がいるので、自分の住んでいる地域を担当する業者をチェックしましょう。
これは東広島市役所のホームページで確認できますよ♪
東広島市ホームページ

法定検査は知事が指定する検査機関で受ける必要があります。
広島県では次の業者が指定されていますよ。

 

 

浄化槽を設置するときの手続きはどうやるの?

 

浄化槽を設置するときは必ず届出が必要です。
地域によって書式や必要書類が違っていることもあるので、住んでいる地域の役所で確認しましょう。
ちなみに東広島市では以下の書類が必要です↓

 
  • 誓約書(3部提出)
  • 人員算定基準のただし書き適用願い(該当する場合3部提出)
  • ただし書き適用に関する誓約書(該当する場合3部提出)
  • 付近見取図(河川・主要水路への放流経路を赤線で図示・・・3部提出)
  • 認定書類・浄化槽構造図(3部提出)
  • 人槽算定表(求積表、JIS人員算定基準等を記入・・・3部提出)
  • 敷地全体、敷地内の建築物及び浄化槽の配置図(放流先、道路、方位等を記入・・・3部提出)
  • 建物の各階平面図(各室の用途を記入・・・3部提出)
  • 排水管図(3部提出)
  • (建売の場合)建売住宅等売買契約に係る引継契約書(3部提出)
  • 浄化槽設置管理票(1部提出)
  • 浄化槽法第7条に規定する水質に関する検査の依頼書(1部提出)
  • 浄化槽設置届関係提出書類チェック表(レ点記入後1部提出)

 

これを見ても一体何が何だか…という感じだと思いますが(笑)
一般的に新築で浄化槽を設置する場合は建築会社の工務店やハウスメーカーが代わりに申請してくれますよ♪

 

浄化槽を設置したら補助金がもらえるって本当?

下水道の普及していない地域の河川等の水質保全を図るため、補助金を交付してくれる地域があるんです。
東広島市ではというと…、
平成30年4月1日で新築の補助金制度はなくなってしまいました…。
それだけ下水道が普及してきているということかも知れませんね!

 

まとめ

新築を予定している土地が浄化槽を設置しないといけないと分かった場合、設置費用はもちろん、設置後の維持・管理費用を知っているのと知っていないのでは大違いですよね。
東広島市では浄化槽が必要な土地がまだ多いので、東広島市で家を建てる予定の方は特にしっかり確認しておきましょう♪

 

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