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資金(ローン)
「住宅ローンっていくら借りられるの?」-年収別目安から、無理のない返済計画の立て方まで徹底解説!
はじめに |「借りられる金額」がゴールではない
「そろそろ家が欲しいな」「子供が小学校に上がる前に家を建てたい」
そんな思いで住宅購入を検討し始めると、まず気になるのが「自分たちはいくら住宅ローンを組めるのか?」ということではないでしょうか。
銀行のローン審査を通れば、ある程度の金額を借りることはできます。
ですが、実はここに落とし穴があります。
「借りられる金額」=「無理なく返せる金額」ではない、ということです。
実際、住宅ローンをきっかけに家計が厳しくなり、旅行にも行けない、子どもの習い事も減らさざるを得ない、というご家庭もあります。
このコラムでは、「いくら借りられるか?」の目安に加えて、「いくらなら返していけるか?」「将来まで安心できる資金計画とは何か?」という視点でポイントを押さえながら説明していきます!
【目次】
3.「返せる金額」は”生活を楽しむ余裕”があるかどうかで決める!
4.「返せる金額」は人それぞれ違う!あなたの生活スタイルに合った額とは?
年収別「住宅ローン借入額」の目安をチェック!
まずは一般的な目安から確認しておきましょう。
金融機関は「返済負担率(年収に対する年間返済額の割合)」をもとに審査を行います。
フラット35では基準が明示されており、年収400万円未満で30%以内、400万円以上で35%以内が目安とされています。
▼借入目安シミュレーション(35年返済・金利1.0%・元利均等・ボーナス払いなし)
年収(税込) 年間返済額(30%) 借入可能額(概算)
400万円 約120万円 約2,800万円
500万円 約150万円 約3,500万円
600万円 約180万円 約4,200万円
700万円 約210万円 約5,000万円
ただしこれは”最大限”借りた場合の金額であり、実際にはもっと余裕を持った返済額を設定することが大切です!
借入可能額だけ見て決めるのは危険
ここで、よくあるご相談をご紹介します。
【事例】Aさん夫婦(30代共働き、年収合計600万円)
Aさん:「年収600万円だから、4,000万円くらい借りられるって言われたんです。でも実際に毎月11万円返済になると、正直ちょっとキツいなと思って・・・」
このように、数字上は借りられても、「生活に余裕がない」「貯金ができない」「子どもの教育費に不安がある」と感じる方が多くいらっしゃいます。
「返せる金額」は”生活を楽しむ余裕”があるかどうかで決める
住宅ローンは何十年も続く固定費です。
理想は「家を買って終わり」ではなく、「家を買った後も、旅行も外食もできて、貯金もできる生活」。
そのためには、次の3つを意識して返済額を見積もりましょう!
①月々返済額の目安は「手取り月収の25%以内」
例えば、手取り月収30万円なら・・・
★返済額は75,000円/月以内が安全ライン
⇒これ以上になると、教育費・食費・レジャー費・車の維持費など、他の支出とのバランスが崩れがちです。
②ボーナス払いには頼らない
ボーナス払いを前提にすると、万が一ボーナスがカットされた場合に返済不能になる可能性があります。
ローンは基本「毎月均等払い」でシミュレーションしてみましょう!
③ライフプラン表をつくると見えてくる
家計にゆとりを持たせるには、将来の出費(教育・車・旅行・老後)まで見据えることが重要です◎
▼例:今後10年間で必要になる出費(3人家族の一例)
内容 金額目安
------------------------------------------------------------
車の買い替え 約200万円
教育費(小~中学) 約300~500万円
家の修繕費 約50万円~100万円
老後資金 毎年100万円×20年
これらの支出も見越して、月々のローン返済額を設計しておくと、のちのちのトラブルを防げます♪
「返せる金額」は人それぞれ違う!あなたの生活スタイルに合った額とは?
同じ年収でも、家族構成やライフスタイルによって「余裕」の感じ方は異なります。
年収600万円の家庭A 年収600万円の家庭B
子ども1人、車1台、外食多め 子ども3人、車2台、節約志向
⇒100,000円/月の返済はOK ⇒70,000円/月が限界
つまり、住宅ローンは”オーダーメイド”で考えるべきもの。
年収や借入可能額の目安はあくまで「スタート地点」です。
借入額を決める3つのステップ
1.家計の支出を見直す(生活費・固定費)
2.将来のライフイベントを書き出す
3.手取りから”余裕”を引いた範囲でローン額を設定
この3つをしっかり整理してから「どんな家をいくらで建てるか」を考えると、
後悔のないマイホーム計画になります!
住宅ローン審査で見られるポイント!
ローンを検討する際には、事前審査(仮審査)を通す必要があります。
そのときにチェックされるのが以下のような点です。
・年収・勤続年数(2年以上が目安)
・借入状況(車のローン・カードローン)
・他社の返済状況(延滞などがあるとNG)
・クレジットカードの利用履歴
・頭金の有無
意外と知られていないのが、「使っていないカードのキャッシング枠」も審査に影響するという点。
不要なクレジットカードは事前に整理しておくのが得策です◎
まとめ|マイホームは”ゴール”ではなく”スタート”
家を建てることは人生の大きな節目ですが、「ローンを完済するまでの人生」がさらに長く続きます。
だからこそ、住宅ローンの設計は「今」と「将来」の両方を見据えて行う必要があります。
借りられるだけ借りるのではなく、
「今も将来も家族で笑って暮らせる金額」を基準にする。
これこそが「建ててよかった!」と思えるマイホーム購入のコツです♪
いえとち本舗がご提案するお家は、未来の豊かな暮らしを見据えて設計された、
ちょうどいいを形にした戸建て住宅です!
私たちがお届けしたいのはただの「家」ではなく、
建てた後の豊かなライフスタイルのある暮らしなのです。
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